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〜楽曲の標題、音楽標語〜

クラシック音楽の楽曲の見方や速度標語などを紹介します。


例1)

ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67

  第1楽章 Allegro con brio(アレグロ・コン・ブリオ)
  第2楽章 Andante con moto (アンダンテ・コン・モート)
  第3楽章 Scherzo:Allegro (アレグロ)
  第4楽章 Allegro (アレグロ)

   

例2)

モーツァルト ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」 K.271        

  第1楽章 Allegro(アレグロ)
  第2楽章 Andante(アンダンテ)
  第3楽章 Rondo Presto (ロンド プレスト)

♪標題

交響曲第5番とは、一般的に作曲された順番であり5番目の交響曲を表します。モーツァルト以前は名前も順番もつけられてない楽曲が多く、作曲者の死後に出版社などにより番号をつけられています。

「運命」や「ジュノム」は副題であり、ニックネームのようなもので、これらも多くは作曲者自身が付けたわけではありません。他にも有名なベートーヴェンの「英雄」、シューベルトの「未完成」などありますが、そういった副題のある曲のほうが少ない。

♪長調・短調

近代音楽の2種類の音階のことで、一般的に長調は明るく、短調は暗く重い感じの曲調になります。

♪作品番号

作曲家あるいは出版者が作曲家の死後に大量の作品を区別するために付けられた通しナンバー。Opusはラテン語でOp.と略して、番号を添える方法が一般的です。モーツァルトはK(ケッヘル)番号、バッハはBWV番号、シューベルトはD(ドイチュ)番号を使われます。

♪速度標語

楽章のあとに記されてるのは速度を表す用語です。自国語を使うこともありますが、イタリア語が広く用いられています。また、速度だけでなく表現する気持ちを表すものもあります。

標語

読み方

意味

Lento  (レント)極めて遅く
Largo (ラルゴ) 幅広くゆるやかに
Larghetto (ラルゲット)ラルゴよりやや早く

Adagio

(アダージョ) 遅く、静かに、慎重に
Andante  (アンダンテ)歩くように、適度に緩やかな速度で
Andantino(アンダンティーノ)アンダンテよりやや早く

Moderato 

(モデラート)中ぐらいの速度で
Allegretto (アレグレット)やや速く
Allegro Moderato (アレグロモデラート)ほどよく速く
Allegro (アレグロ) 速く

Vivace 

(ビバーチェ)活発に、速く
Presto (プレスト) 急速に

 

♪速度標語に添えるもの

ことば

読み方

意味

molto 

(モルト)

非常に

assai 

(アッサイ)非常に

ma non troppo

(マ・ノン・トロッポ)しかし甚だしくなく
meno(メノ)今までより少なく
piu(ピウ)もっと、今までより多く
con

(コン)

……をもって
tanto(タント)多く
poco  (ポーコ)少し
poco a poco (ポーコ・ア・ポーコ) 少しずつ

♪曲想標語

楽曲のはじめに、速度記号や速度標語と並べて書かれたり、あるいは楽曲の途中に記入してあってどんな気持ちで演奏したらよいかを示す標語。

標語

読み方

意味

agitato(アジタート)激して
amabile(アマービレ)愛らしく
animato(アニマート)いきいきと
appassionato(アパッショナート)情熱的に
brillante(ブリランテ)はなやかに
cantabile (カンタービレ) 歌うように
comodo(コモド)気楽に、ほどよく

con brio

(コン・ブリオ)  いきいきと、快活に

con moto 

(コン・モート)速めに、動きを付けて
con spirito(コン・スピリット)元気に
con espressione

 (コン・エスプレッシオーネ)

表情をこめて
con fuoco (コン・フォーコ)熱烈に
con sentiment (コン・センティメント)感情を込めて
dolce(ドルチェ)やわらかに
espressivo(エスプレッシボ)表情ゆたかに
grazioso(グラチォーソ)優美に
legato(レガート)滑らかに
leggiero(レッジェーロ)軽く
maestoso (マエストーソ) 荘厳に、堂々と
marciale(マルチァーレ)行進曲風に
marcato(マルカート)はっきりと
pastorale(パストラーレ)牧歌風に
pesante(ペザンテ)重く
risoluto(リゾルート)きっぱりと、断固として
scherzando(スケルツァンド)おどけて、こっけいに
sempre legato(センプレ・レガート)絶えずなめらかに
subito(スービト)急に
tranquillo(トランクイロ)静かに
sotto voce(ソット・ボーチェ)やわらかい音声で
simile(シミレ)以下同様に

♪交響曲やソナタの楽章に取り入れられた舞曲。

menuett (メヌエット) 4分の3拍子。速いテンポでユーモラスに

scherzo (スケルツォ) メヌエットから発展したもので形式は同じながら極めて早いのが特徴。


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